こんにちは、ILUMINARの海口です。
さて前回に引き続き、リンスとトリートメントの違いです。
これも、もう簡単に説明しますね。
まずリンスの役割は、髪の表面に油分の膜をつくることで水分の蒸発を防いだり髪にツヤを出すことができます。
コンディショナーはリンスとほぼ同じです。
つまりリンスとコンディショナーは
◯髪の表面にだけ作用します◯
しかし、トリートメントは
◯髪の内部まで成分を浸透させ髪に栄養を与えます◯
そして髪の痛みを補修したり質感をよくすることができます。
では、どんな髪の状態の人がリンスとトリートメントをどうやって使い分ければいいと思います?
その答えは結論の部分で触れるとして。
その前に
このように性質の異なるリンスとトリートメントですが、使用上の注意に共通点があります。
それは
◯頭皮にはつけないようにする◯
というところです。
むむ!危険なにおいがしてきましたね~
髪にうるおいを与え、髪の毛をしなやかにクシ通りのよい状態に整えてくれるのがリンスやトリートメントの働きなのですが、
実はこれらにもシャンプーに負けない、肌や頭皮に刺激となる成分が配合されています。
◯それがカチオン界面活性剤です◯
カチオン界面活性剤はプラスイオンを持っているのでシャンプー後にマイナスに帯電した髪の毛に吸着して、髪にしっとり感やサラサラ感を与え、静電気の発生を防ぎ滑らかな指通りにしてくれます。
しかし反面、殺菌力が強くヨーロッパでは目的や用途によって配合条件が定められているほどです。
リンスやトリートメントは髪の根元や肌にはつけないようにとか、しっかり流すようにと言われてる理由は、毛髪にのみつければ問題ないなですが、頭皮に付着すると頭皮や肌があれてしまうからです。
さらにカチオン界面活性剤のイオン吸着は非常に強く残留しやすいので頭皮だけでなく、首筋、背中などに吸着してタンパク変性を起こし、かゆみや肌あれやニキビの原因になります。
最近某社から新商品カチオンフリーのTV CMを見ました。
これからヒットワードの予感がしますね。
ちなみにバーデンスのトリートメントはカチオン界面活性剤の刺激を両性界面活性剤(プラスとマイナスの両方をもった成分)で中和して、殺菌、消毒効果などの刺激をなくし髪の柔軟効果や保護機能だけを残しているので、もうビックリするくらい低刺激です。
厚生労働省登録の第三者機関で24時間のパッチテスト行った結果、一日中つけたままの化粧品よりも低刺激なことが証明されています。
低刺激モンスターですよ。もはや。
というわけで
リンスとトリートメントの使い分けを発表します。
カラーやパーマで髪が傷んでいる人はダメージを補修したいので当然トリートメントでしょう。
またロングの女性も毛先はトリートメントですね。
黒髪ショートの健康毛なら良いシャンプーオンリーでいいと思います。
肌荒れのリスクを負ってまでリンスをするメリットを感じません。
じゃあ誰にリンスが必要なんだ??
う~ん?
僕のお客様には
「ワザワザ買わなくてイイんじゃない?」
と言ってます。
結論。
リンスとコンディショナー不要。